はじめまして:言葉のサーブ練習

私は話すことが苦手だ。

 

「話すことが苦手」とは、あがり症とかの類ではなく(事実私はかなりの人見知りなのだけれど今その話はしない)、考えを人に伝えるのが下手という話である。頭の中で考えていることを言語化するのに時間が掛かってしまう。簡単に言えば、頭の回転がすこぶる遅い人なのだ。

そのため、レポートなんかは比較的まともな文章を書けるが、対面での会話やLINEのようなスピード感のあるやり取りは苦手だ。プライドはいっちょまえに高い人間なので、自分の話が相手に伝わらず恥をかくことをとても恐れている。できることなら頭の中で話をきちんと整理した状態で喋り出したいものだが、全部が全部そうはいかない。多くの場合、まとめられないまま喋り出し、そして見事に爆死する。

 

ブログはいいツールだ。

 

しばしば会話は「言葉のキャッチボール」と称されるが、私はずっと「言葉のサーブ練習」をしていたのだと思う。自分がサーブ(=言葉)を打ち続け、相手が球拾い(=相槌)をする。高校時代の私は、自分の言いたいことを一方的に喋って、気が済んだらふらっとどこかへ行ってしまうような子だった。当時のクラスメイトの優しさは凄まじいものだったと、卒業してから気がついた。

ブログは私にとても合っている。話を整理し、文章の校正を重ねたうえで考えを発表できる点。そして、こちらが発信し続けるという点。一方的に好きなことだけ喋ってなんぼの世界、素晴らしい。

 

さて、このブログで「発信」したいこととは何か。

それは「自分」と「ジャニーズ」である。なぜこの二点かというと、これらが私の興味深いものランキング1位タイの項目だから。飽き性の私が続けられそうなテーマといったらこれしかない。

 

これまで自分の好きなことを発信するのにはTwitterを用いていたが、最近になって140字という文字数に物足りなさを感じ始めた。冒頭で「話すのが苦手です」と言っておいてアレだが、元々自己を表現することは大好きだ。興味のあることについて数千字記すことなど容易い。

 

とまあつらつら書いてきたが、何だかんだブログを始める一番の理由は、ジャニオタによる素敵ブログをたくさん見たからかもしれない。はてなブログを管理するジャニオタが紡ぎ出す文章の端々からにじみ出る教養とセンスに幾度となく痺れた。自分のスペックはひとまず無視して、「私も文章を書きたい」と思った(またまた自分の話で申し訳ないが、私は人の影響を受けやすいタイプだ)。

 

そんな感じの、ブログについての紹介でした。続くといいな。

 

(最後の最後で「だ・である」調を貫けず誠に遺憾である)